(在宅診療に関する)Q & A
- 在宅医療を受けられるための条件はありますか
- 基本的には、医療機関への通院が困難な方になります。生死に関わる症状かどうか、老若男女であるかどうかは問われません。また、末期がんなどで余命がわずかという終末期医療の患者様がご自宅で療養したいという場合も対象となります。
- 在宅診療で訪問可能な範囲はどこまででしょうか
- 小田原市を中心に当院から車両移動で30分ほどの距離までを在宅診療の範囲としています。詳細につきましては、お電話等でご確認ください。
- 在宅医療を受ける場合の費用はどれくらいでしょうか
- 各種健康保険が適用されますので、入院・通院の時と同じ負担割合になります。つまり75歳以上の方であれば1割負担となり、通常(特別な治療を受けず月2回の訪問診療)であれば、1ヵ月で約6,000円となります。特別な治療を受ける(胃瘻、在宅酸素、在宅人工呼吸療法など)場合で、集中的な治療を受けなければ数千円~2万円程度と言われています。ただ、在宅診療でも自己負担限度額が設定されていますので、上限を超えた部分については保険者から償還されます。
- 訪問診療時にお薬はもらえますか
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診察後すぐにお薬が渡されることはありません。後日、担当医師の処方箋に基づいて調剤薬局に在籍する薬剤師が調合した処方薬をご家族の方が調剤薬局まで取りに行くか、薬剤師がご自宅までお届けに上がりますが、訪問サービスについては対応できない薬局もあります。
このような場合、かかりつけ薬局をお持ちであれば、訪問サービスだけでなく、薬がきちんと保管されているか、きちんと飲めているか、さらに飲みやすいような工夫なども行ってくれます。詳細については、かかりつけ医や介護支援専門員(ケアマネジャー)にたずねてみるのも良いでしょう。
- 訪問診療は月にどれくらいの頻度になりますか
- とくにこれといった問題がなければ隔週に1回程度、月に換算して2回ほどの訪問になりますが、訪問スケジュールを作成する際に患者様および患者様のご家族様とご相談させていただいたうえ、訪問頻度を決めるようにいたします。